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【素材学】真鍮(Brass)を「育てる」技術:酸化被膜が創り出すアンティーク・ゴールドの正体
真鍮は、手にした瞬間が完成ではありません。所有者の生活環境や使用頻度に応じ、表面の組成がゆっくりと変化していく「動的な素材」です。京都・**AtelierAZu(アトリエアズ)**では、この変化を「劣化」ではなく「熟成」と定義しています。 ### 1. 酸化被膜(酸化銅)による色彩の深化 真鍮の表面が徐々に落ち着いた色調に変化するのは、空気中の酸素と反応して表面に**酸化被膜**が形成されるためです。 * **初期段階:** 研磨直後の黄金色の輝き。 * **中期段階:** 酸化被膜が厚みを増し、光の反射率が低下することで、深みのある「アンティーク・ゴールド」へと移行します。 * **熟成段階:** 触れる頻度が高い部分は摩擦で磨かれ、溝の部分には酸化被膜が濃く残る。この「コントラスト」が、既製品のメッキには出せない立体感と重厚感を生み出します。 ### 2. 「皮脂」と「摩擦」が生み出す独自の光沢 真鍮アクセサリーを毎日身につけることは、実は最高のメンテナンスでもあります。 * **保護膜の形成:** 人の肌から分泌される微量の油分(皮脂)が地
atelierazukyoto
5 日前読了時間: 2分
【1日限定三組】京都の路地裏、あなたのためだけに灯る火。私たちが「数」を追わない理由。
■ 賑わいの先、路地を曲がれば。 京都の観光地は今、世界中からの活気に満ちています。 けれど、賑やかな大通りから一歩路地へと足を踏み入れれば、そこには驚くほどの静寂が広がっています。 **AtelierAZu(アトリエアズ)**は、そんな静かな場所にひっそりと佇む、登録有形文化財のカフェ更紗さんと食べログ名店100選のお蕎麦屋さんの間にある京町家の小さな工房です。 ここから、あなただけの特別な時間が始まります。 --- ### ■ なぜ「1日三組」に限定しているのか 当工房では、1日にお迎えするお客様を**「三組限定」**とさせていただいています。 効率を考えれば、もっと多くの方をご案内できるかもしれません。けれど、私たちが提供したいのは「作業」ではなく、人生の記憶に残る**「没頭の贅沢」**です。 1. **五感を研ぎ澄ます「ロウ付け」のために** 前回のブログでお話しした、SV925を910℃まで熱し、5分ろうを走らせる「ロウ付け(溶接)」。 繊細な温度変化や金属の表情を見極める作業だからこそ、プロがすぐ隣で、お一人おひとりのペースに合わせて
atelierazukyoto
4月5日読了時間: 2分
【保存版】シルバーアクセサリーを一生モノにするための「科学的NG行動リスト」:プロが教える回避すべき3つのリスク
京都・**AtelierAZu(アトリエアズ)**で、仕立てたSV925リングやバングル。その美しい白銀の輝きを守るためには、日常の「化学反応」をコントロールする必要があります。 本記事では、特に避けるべき**「NG行動」**を論理的に解説します。 --- ## 1. 塩素系物質との接触(塩化反応のリスク) 最も警戒すべきは、塩素による**塩化反応**です。これは一度進行すると、家庭での修復が極めて困難になります。 * **家庭用漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム):** 接触した瞬間に爆発的な反応が起こり、表面に塩化銀の皮膜を形成します。その後、光(紫外線)に当たると「銀の遊離」が起こり、墨を塗ったような深い黒色へと変色します。 * **プール・海水:** 低濃度であっても、長時間の浸水と紫外線の暴露により、じわじわと塩化が進みます。特に上がった後の「乾燥」過程で塩素が濃縮されるため、速やかに真水で洗浄してください。 > **NG行動:** 漂白剤を使用した掃除、プール、海水浴での着用。 --- ## 2. 硫黄化合物との接触(硫化反応のリスク)..
atelierazukyoto
3月24日読了時間: 2分
【素材学】真鍮(Brass)を劣化させないための「3つのNG行動リスト」
真鍮は銅と亜鉛の合金です。この2つの金属特性を理解することが、美しい経年変化(エイジング)を楽しむ鍵となります。 今回はNG行動について、まとめました。 ### NG行動1:浴室や洗面所など「高湿度な場所」での保管 **【理由:緑青(ろくしょう)の生成】** 真鍮が水分および空気中の二酸化炭素と反応すると、表面に塩基性炭酸銅、いわゆる**「緑青(りょくしょう)」**が発生します。 緑青は地金を保護する膜としての側面もありますが、放置すると金属組織の深部まで侵食し、表面に「ピッチング(点食)」と呼ばれる凹凸を作ってしまいます。 > **対策:** 着用後は乾いた布で水分を完全に拭き取り、湿度の低い場所(ジップ付きの袋など)で保管するのが論理的に最適です。 --- ### NG行動 2:果汁や酢、強い洗剤が付いた状態での接触 **【理由:脱亜鉛腐食(Dezincification)】** 真鍮特有の深刻なダメージに、合金中の亜鉛が優先的に溶け出してしまう**「脱亜鉛腐食」**があります。レモン(クエン酸)や酢(酢酸)、あるいは強アルカリ性の洗剤に触れ
atelierazukyoto
3月24日読了時間: 2分


atelierazukyoto
3月23日読了時間: 3分


リング幅でこんなに変わる!3mm・4mm・5mmの印象ガイド― 京都のアトリエが教える選び方のコツ ―
「自分に似合うのはどれ?」「着け心地はどう違うの?」 リング作りで一番悩むのが 「幅選び」 です。たった1mmの差でも、指元の印象や着け心地は大きく変わります。京都のアトリエで数多くのカップルやご夫婦、リング愛好家の方々と向き合ってきた経験から、今回は特に人気の高い 3mm・4mm・5mm の幅について、専門的な知識を交えながら詳しくご紹介いたします。 なぜリング幅選びが大切なのか リングの幅は、単なるサイズの問題ではありません。指の見え方、着け心地、耐久性、そしてリング全体のデザイン性にまで影響を及ぼす、非常に重要な要素なのです。 例えば、細身のリングは指を長く華奢に見せる効果がありますが、日常使いでは強度面で注意が必要です。一方、幅広のリングは存在感があり耐久性も高まりますが、指が太く見えることもあります。 また、シルバーや真鍮といった素材の特性によっても、同じ幅でも印象が変わってくるため、素材と幅の組み合わせを理解することが、理想のリングに出会う第一歩となります。 リング幅と指の視覚効果|知っておきたい専門知識 視覚効果の原理...
atelierazukyoto
3月16日読了時間: 6分


NEWT(ニュート)さんに当店をご紹介頂きました!
今日はブログを始めて最初の記事で、嬉しいご報告させていただきます。 京都でシルバーや真鍮でバングルや指輪を作れるワークショップのお店として なんと海外旅行・国内旅行のツアーやホテル予約が予約できるNEWT(ニュート)さんに 当店を紹介頂きました!...
atelierazukyoto
2025年7月2日読了時間: 1分
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